一昔前のギア 11 KADOTAピッケル


 札幌門田廃業6年後の1992年(平成4年)門田 正氏が他界し、手打ち鍛造は終了。
山内ピッケルとならんで日本を代表するピッケルであり、山屋の魂を象徴していた。
シャフトは写真のようなアルミではなく、木製が主流、重かった。
ダブルアックスが出現した頃、すれ違うように消えていったのは時代の流れで仕方がないだろう。写真のは65cmを50cmに切り詰め、いまだに何の不便もなく使える。
しかし、時代は魂を必要とせず、機能優先となり、人に選るが信じられないようなクライミングを可能とした。