一昔前のギア 13 ピーク1ストーブ


 ホエーブスがガソリンコンロで有名なのに対して、コールマンはマイナーな存在だったが、ホエーブスは消えてゆき、コールマンはいまだに品番こそ変わっているが売られていることに驚く。
時代は変わり、すっかりガスストーブにとって変わられたと思い込んでいたが、山以外で活躍しているらしい。

雨や、気温の低下、風にも強い、火力が大きい特徴を持つが弱点も多い。
ガソリンコンロの場合、ポンピングを行い、圧を加え、ガソリンが、バーナーのヘッダーで温められ気化されるまでヘッダーをメタで予熱しなければならない。
一度温まるとあとは、火力が落ちてきそうになるので再びポンピングをする。

長期の登山の場合は、重宝できるが、日頃の手入れが必要になり、危険を伴う恐れもある。
予熱が不十分だと燃料が十分に気化していないため、液体の燃料が噴射して炎が上がり危険である。テント内での使用も一酸化炭素中毒、炎上の危険性があるため非常に危険である。
実際にテントの中でストーブが火達磨になり、外に放り投げた経験があり、最早山では使うことがなくなった。
しかし、道具としては良く出来ているので、見ていて飽きることがない。