パトロールグローブ  ブラックダイアモンド

知人に薦められ昨シーズン、今シーズンと使っているのがこのパトロールグローブ。もともとスキー用で裾が短いので、古くなったオーバー手袋を切って縫い付けて、雪の侵入を防いでいる。何がいいのか?まず中綿はプリマロフトで暖かい(へたるのが早いのは問題)。革をふんだんに使っており丈夫。掌側も革で、アックスを握った時に生地がずれない。乾燥した海外の壁では快適の一言。国内ではやはり濡れてしまって、一日がいいところ。かなり頑張って二日。長期山行には向かない。テクニカルなアルパインルートにはお勧め。上ホロの壁ではずいぶんと使っている。

目出帽  マーベルピーク

良い目出帽は少ない。そういった中で久しぶりにすばらしいフィット感、あごの部分を上げ下げしても上の生地は目にかぶさってこない立体縫製、凍ってもなんとか維持される伸縮性。マーベルピークの目出帽だ。しかしこれもモデルチェンジをしてしまって今ではありえないほど使いにくい形になってしまった。メーカーはテストをしているのだろうか?目出帽の必須条件は①目の横の部分の生地がクロスしていること。これはあごの生地を上げ下げした時のフィット感を生み、使用時期が長くなっても生地が伸びにくい。②あごの部分の生地を下げた時に目の上の生地が下がってこないこと。これは生地の伸びる方向をうまく利用すればできるはず。③すそから首が出ないこと。この条件をクリアできる目出帽は無いと言ってもいいが比較的ましなのがパタゴニア。モンベルは形はいいが口周りが凍ると生地が伸びきってどうしようもない。

小便ボトル 男性向け ナルゲン

小便ボトルを使ったことがないという人がけっこう多い。そういう人は一度使ってみたほうが良い。冬季においては小便のたびに外に出ていては、テント内は気温が下がるしウェアも濡れる。更に寝ている時にしたくなっても外に出るのは億劫で、そうなると寝ていられない。長期山行、大きな壁、冬季登攀などいかにウェアを濡らさないか、睡眠をよくとれるかが成否の鍵となることも多い。このナルゲンボトルは口が広く用が足しやすい。本体部分を折り曲げれば(使用頻度が多いと硬化してくるので使いにくくなる)寝たままでもできるのである。ただし寝てする場合は一度練習したほうがいいだろう。こぼすと悲惨なことになる。また穴開きには要注意。本体部分はどうもプラティパスより弱い感じがするが、プラティパスは広口がない。ということでナルゲン一押し。